部下育てのコツは、別項「やる気のない部下/出来ない部下への対処法」も参考になるのでお読みください
部下育ては、子育てと同じです。
「そんなことしてはダメ!」と子供を叱るよりも、「良い子は、そんなことをしないよ!」と言った方が効き目があります
そして話した通りに行動した時に「良い子になったね!」としっかりほめるです
欠点をつついてもなかなか直らないし、むしろ反発されることが多いものです。逆に長所ほめていくと長所はどんどん伸びていき、不思議なことですが長所を見ていくとやがて短所が見えなくなってきます。部下育てのコツは部下のいいとこ探しをしていくことです。部下のいいとこを伸ばしていきましょう!
部下育てのコツのひとつに、部下を常に見守る事があります
常に部下の行動を見守りタイムリーに声をかけることです。サッカーの森保監督はレギュラーだけでなく、準レギュラーの練習にも参加して常に練習をも守るそうです。
そして選手に寄り添ってそっと声を掛けて尋ねる。「さっきのあのプレイ、君はどう思った?体の切れがイマイチだけどどうなの?」と聞くそうです
部下を育てるには、部下に期待することも大事です
「彼はできない!」という潜在意識を上司が持っていると、部下は「自分はできない!」という思いを無言のうちにキャッチし自信喪失していくようです。逆に「彼はできる奴だ」「必ずやってくれる奴だ」という思いをもつと、部下はその期待を無言のうちにキャッチし、その期待に応えようと無意識のうちに思い、その期待通りの成果を出そうとします
部下に期待する!これが部下育ての秘訣です
部下を育てるには、部下の強みを探してその強みを伸ばす事である
部下の力を伸ばすには、まずは彼の強みは何か?彼の武器は何か?を探す事です
部下の強みを見つけるには、常に部下を横から見守り続ける事、部下と話し合う事、部下と話し合って部下に自分の強みや自分の武器を思い起こしてもらう事です。部下育てで大事な事は、部下の強みや武器を知って、部下の強みや武器に惚れ込むことである
あいつのあれがいいなあ!あいつのあの能力はすばらしい!と強く思うことである
時には部下のココロが折れて自分の強みが発揮できていない時は話しかける!いつでもどこでもいい、「ここだ!」と思った時に話しかける。そして部下が立ち直って、自分の強み・武器を発揮し出した時は、即ほめる。「力出してくれてありがとう!」と言って素直にほめる!素直に感謝する!
部下育ての究極は、思い切って任せること!しかし「任せて、任せず」
◆もう少ししっかりしてくれたら、いいのになあ!
◆仕事を任せるには、まだまだだな!
◆力がないから、まだ任せられないなあ!
いつまでそんなことを言っているのでしょうか?
部下が頼りないのは上司のせいで上司の責任です!
部下に仕事を任せる事は難しいものです。でもいつまでも上司をサポートする仕事ばかりさせていては部下は成長しません。真剣に部下を独り立ちさせたいと思うなら、思い切って部下に仕事を任せてやらせてみる事です
部下に仕事を任せるとは、仕事を部下に押し付けて投げ出す事ではありません!
部下に仕事を任せる時は「任せて、任せず」のやり方が大事です。「任せて、任せず」とは思い切って仕事を任せるが、任せた後、放任しない!放置しない!ことなのです。任せた後は横からそっと状況を見守り、上手くいかない時は助言しサポートすることです。決して任せた仕事で部下が失敗しないようにサポートする事が大事です。部下が成長する時は任せた仕事がうまくいった時であり、任せた仕事の成果が出た時です
子供に自転車の乗り方を教える
「任せて任せず」は、子供に自転車の乗り方を教える時と同じです
最初は親は自転車が倒れないようにしっかり支え、ゆっくりと走る
↓
慣れてきたら、後ろから押してスピードを上げる
↓
更に慣れてきたら、子供に内緒でそーっと手を離す
倒れそうになったら手を添える
↓
更に慣れてきたら「手を離すよ!」
「倒れそうになったら、支えるからね!」
↓
手を離して3メートル走れた!次は5メートル走れた・・・
「任せて任せず」はとても手間がかかるものですが、じっくり時間をかけてやれば確実に育つものです。しかしながら一般的には、多くの上司は支える手を離すのは早すぎるのです。倒れないように後押しするのが少なすぎるのです。「任せて任せず」は手間はかかりますが、手間をかけないと部下は育たないものなのです
部下育ては、部下へのスポンサーシップ(成功を演出する事)を発揮する事です
部下へのスポンサーシップとは、
◆部下が主役となりうる機会を演出する事であり
◆部下が仕事で成果を出すことを演出する事であり
◆部下がほめられる場を作り出す事です
例えば、サークル活動のリーダーに抜擢し成果がでるように側面支援するとか、プロジェクト活動のリーダーに抜擢し成果がでるように側面支援する、保全活動のリーダーに抜擢し成果がでるように側面支援するといったことです。そして期末には社長表彰や工場長表彰などの受賞を演出することです
◆部下が真剣に改善していることを支援、助言する
◆部下の力、やる気を信頼して支援する
部下に任せた仕事がうまくいった時が、部下が大きく成長する瞬間であり、上下関係の信頼関係が築ける瞬間なのです
部下の成長シナリオ(ステップアップ計画)を作成し期待度面接をする
人は期待されると力を発揮するものです
部下に何を期待するのか?どのように成長してほしいと期待しているのか?半期に一度は「期待度面接」をする事が大事です。部下の成長シナリオ(ステップアップ計画)を作成し、部下の成長シナリオを提示すると部下は今後何をすればいいのか?が判るのです
5段階のステップアップする業務基本スキル表をご紹介します。参考にしてください。ステップアップスキル表を基に「期待度面接」を行いましょう!
野村克也さんに学ぶ部下育てのコツ
部下育てとは、①部下の可能性を見つけて⇒②育てる⇒③力をつけた部下の能力を活かすことである
指導するとは、共に「希望」を語り合う事である。人は「希望」なくして、「努力」などできないものである
部下指導の急所とは、「自信」を如何につけさせるかである
「自信」がつくと、部下は自発的に動き出すものである
部下の「やる気」を引き出すには、「居てもらわないと困る人である!」と部下の存在価値を認めることにある
部下を上手に使うコツは、これで終了です!自分に必要な事だと思ったことは実践してみることです。
何かが変わってくると思います!
ものにするには、実践が大事です!がんばりましょう!
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